元学校法人聖学院理事長・聖学院大学大学院アメリカ・ヨーロッパ文化学教授・同大学総合研究所所長・同出版会会長であった大木英夫先生が10月12日に逝去されました。ここに謹んでご報告をいたします。
大木英夫先生は、小会において、『主の祈り』※1、『ピューリタン――近代化の精神構造』、『「宇魂和才」の説――21世紀の教育理念』をご執筆されたほか、ティリッヒの『宗教の未来』、ラインホールド・ニーバーの『アメリカ史のアイロニー』などの翻訳などを手掛けられました。
また、小会では先生の業績をたたえ、古屋安雄ほか編『歴史と神学――大木英夫教授喜寿記念献呈論文集』（上・下巻）やAtsuyoshi Fujiwara ed. “A Theology of Japan” and the Theology of Hideo Ohki, を上梓しています。
先生は、本出版会を立ち上げられ、またよき理解者、指導者として小会を牽引くださいましたことを覚えます。
主の慰めと平安をお祈りいたします。
2022年10月13日
聖学院大学出版会 会長 清水正之
出版会一同
※1 著書『主の祈り』では、「キリストへの道」と題し、先生が献身されるまでの歩みが語られています。