編著者 | 渡邉守道 著 |
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判型 | A5判 |
ページ数 | 300 ページ |
製本 | 上製 |
発行日 | 2000年09月 |
ISBN | 978-4-915832-34-5 C3031 |
定価 | 6,160円(10%税込) |
在庫 | あり |
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内容紹介
15 世紀の最も独創的な思想家,哲学者,神学者ニコラウス・クザーヌスについての著者30 年間におよぶ研究をもとに書き下ろしたもので,クザーヌスの政治社会思想,公会議と教会改革,それに著者の最も力をいれた現代政治思想に対するクザーヌスの貢献を力説ている。(クザーヌス生誕600 年記念出版)
編著者プロフィール
渡邉守道 (わたなべ・もりみち)
1926年山形市にて生まれる。1948年東京大学法学部卒業。1952年プリストン大学大学院政治思想史専攻卒業。1956年コロンビア大学大学院政治思想史・比較政治専攻にてM.A.取得。1961年大学院にてPH.D.取得。
1948年明治学院専門学校専任講師、教授、明治学院大学専任講師を経て、1960年キャンサス州立大学客員教授。以後ニューヨーク市立大学クィーンズ・カレッジ講師、1963年ロングアイランド大学助教授となり、現在、ロングアイランド大学教授。1976年には東京大学法学部ならびに慶応大学法学部客員教授を、また、1989-1990年には姫路独協大学客員教授をつとめた。1995年より聖学院大学総合研究所教授、また1996年より聖学院大学大学院教授歴任。アメリカ・クザーヌス学会会長。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序説
第一部 クザーヌスの生涯と思想
第一章 クザーヌスの生涯とその思想
第二章 クザーヌスの思想
第三章 クザーヌス研究の軌跡
第二部 クザーヌスの教会改革
第一章 教会改革者としてのクザーヌス研究に関する諸問題
第二章 ニコラウス・クザーヌス著『全面的改革』について
第三章 ティロールの修道院改革と『神の視について』
第三部 クザーヌスの周辺
第一章 人文主義の影響とクザーヌス――ハインブルクと比較して
第二章 混迷の一五世紀における法律家たち――パノルミターヌス、ハインブルク、クザーヌス
第三章 宗教改革直前のドイツ教会――ニコラウス・クザーヌスとヴィルスナックの聖なる血の崇拝
結 語 クザーヌスと現代
ニコラウス・クザーヌス年譜
ニコラウス・クザーヌス一四五一―一四五二巡察旅行地図