編著者 | フリードリッヒ・ヴィルヘルム・グラーフ 著、 深井智朗、安酸敏眞 編訳 |
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判型 | A5判 |
ページ数 | 320 ページ |
製本 | 上製 |
発行日 | 2001年02月 |
ISBN | 978-4-915832-40-6 C3016 |
定価 | 4,400円(10%税込) |
在庫 | あり |
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内容紹介
マックス・ヴェーバーと並び,19 世紀から20 世紀にかけてのドイツの文化科学,とくに歴史学,また神学思想において大きな足跡を残した,エルンスト・トレルチの思想を,文化史の観点から再評価し,現代における意義を論ずる意欲的な論考.著者は,ミュンヘン大学プロテスタント神学部教授であり,1999 年度の「ライプニッツ賞」を受けた気鋭の研究者である.
編著者プロフィール
フリードリッヒ・ヴィルヘルム・グラーフ(Friedrich Wilhelm Graf)
1948年生まれ。ヴッパータール、テュービンゲン、ミュンヘン大学にてプロテスタント神学、哲学、歴史学を学ぶ。ミュンヘン大学にてD・F・シュトラウスについての学位論文にて神学博士号を取得。ハンブルク防衛大学教授、アウクスブルク大学教授を経て、現在、ミュンヘン大学神学部教授。
深井智朗(ふかい・ともあき)
聖学院大学総合研究所専任講師。
安酸敏眞(やすかた・としまさ)
聖学院大学人文学部教授。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
・序論 自由主義文化プロテスタンティズムのアクチュアルな意義について
・文化プロテスタンティズム――神学政治的暗号の概念史について
・「ゲッティンゲンの小学部」の「体系家」――エルンスト・トレルチの学位取得の諸テーゼとこの諸テーゼのゲッティンゲンでの[社会的・文化的]文脈
・宗教と個性――エルンスト・トレルチの宗教理論の根本問題について
・エルンスト・トレルチ――キリスト教の文化史
・マックス・ウェーバーとその時代のプロテスタント神学