ハルナックとトレルチ

編著者フリードリッヒ・ヴィルヘルム・グラーフ著、近藤正臣、深井智朗 訳
判型四六判
ページ数131 ページ
製本上製
発行日2007年05月
ISBN978-4-915832-73-4 C0016
定価1,980円(10%税込)
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内容紹介

ドイツの第二帝国の時期(1870 年から1918 年)は,急激な社会変化とそれに続く政治的,社会的,文化的対立によって特徴付けられる.この時期における神学も大きな変革を余儀なくされた.この時代に歴史的変動と取り組み神学的主題としたハルナック,トレルチなどの神学者を論じ,激動の時代のドイツの思想状況を明らかにする.

編著者プロフィール

フリードリッヒ・ヴィルヘルム・グラーフ(Friedrich Wilhelm Graf)
1948年生まれ。ヴッパータール、テュービンゲン、ミュンヘン大学にてプロテスタント神学、哲学、歴史学を学ぶ。ミュンヘン大学にてD・F・シュトラウスについての学位論文にて神学博士号を取得。ハンブルク防衛大学教授、アウクスブルク大学教授を経て、現在、ミュンヘン大学神学部教授。

近藤正臣(こんどう・まさおみ)
大東文化大学経済学部教授。

深井智朗(ふかい・ともあき)
聖学院大学総合研究所教授。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第1講 帝政ドイツにおける宗教
第2講 ドイツ帝政内におけるプロテスタント神学
第3講 アドルフ・フォン・ハルナック
第4講 ハルナック神学の今日における意義
第5講 エルンスト・トレルチの神学的プログラム
第6講 歴史の文化科学としての神学