チャールズ・E・ガルスト:ミカドの国のアメリカ陸軍士官学校卒業生

編著者L.D. ガルスト 著、
小貫山信夫 訳
判型四六版
ページ数304 ページ
製本上製
発行日2003年02月
ISBN978-4-915832-52-9 C0016
定価4,400円(10%税込)
在庫あり

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内容紹介

米国ディサイプルス派の宣教師 C.E. ガルストはウエストポイント(陸軍士官学校)に学び軍人を志すが,キリスト教の宣教師として献身することを決意し1883 年(明治16 年)来日した.東北秋田の地でキリスト教の伝道に携わる一方,社会運動にも乗り出し,土地だけに課税すべきとする土地単税論を説き,単税太郎と称された.本書はガルストの夫人による彼の劇的な生涯の伝記である.
(口絵写真15ページ)

編著者プロフィール

L. D. ガルスト(Laura DeLany Garst)
ローラ・デラニー・ガルスト(1861-1925)。クリスチャン・チャーチ・ディサイプルス・オブ・クライストの初代宣教師、チャールズ・エリアス・ガルストの妻。1883年、夫と共に来日、秋田・山形などの地で伝道に努めた。

小貫山信夫 (おぬきやま・のぶお)
秋田県立高校に勤務。その間にフルブライト留学生として、ニュージャージー州ラットガーズ大学院において「米国文明」を研究。1992年より9年間、聖学院大学欧米文化学部非常勤講師。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序文 (チャールズ・S・メドバリー)
はしがき (ローラ・デラニー・ガルスト)
1 少年時代
2 準備期間
3 遥かな戦いの場
4 遥かな地、秋田へ
5 悲喜こもごも
6 伝道の拡張
7 日本の慣習
8 根拠地の移転
9 真理と誤りとの戦い
10 故国へ帰る
11 ミカドの国へ帰る
12 客人と助力者
13 複雑な経験
14 終わり迫る
15 他の人々に映ったガルスト像
16 兵士の心からの言葉
17 ガルストの名残り