編著者 | 学校伝道研究会 編 |
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判型 | A5判 |
ページ数 | 314 ページ |
製本 | 上製 |
発行日 | 2006年04月 |
ISBN | 978-4-915832-61-1 C3037 |
定価 | 4,180円(10%税込) |
在庫 | 品薄 |
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内容紹介
21世紀を迎え,大学だけでなく学校制度そのものの変革が求められている.日本の教育界においてキリスト教学校は歴史的にどのような使命を持ち,キリスト教に基づくどのような教育を実現していくのか.このような問題意識から研究会を継続している「学校伝道研究会」は,その成果を論文集としてまとめ,本書は第三集になる.現代の国家,社会の中でキリスト教学校の使命と幼児教育から高等教育にいたるまでのキリスト教育の実践に焦点をあてる.
編著者プロフィール
高橋義文 (たかはし・よしぶみ)
三育学院短期大学名誉教授、聖学院大学総合研究所客員教授。学校伝道研究会会長。
小倉義明 (おぐら・よしあき)
女子聖学院中学校・高等学校校長、学校法人聖学院副院長、聖学院キリスト教センター所長。
古屋安雄 (ふるや・やすお)
国際基督教大学名誉教授・国際基督教大学教会名誉牧師、聖学院大学大学院アメリカ・ヨーロッパ文化学研究科教授。
倉松 功 (くらまつ・いさお)
東北学院大学名誉教授、同前学長、東北学院学院長。キリスト教学校教育同盟常任理事(教研担当)。文学博士。
近藤勝彦 (こんどう・かつひこ)
神学博士。東京神学大学教授、聖学院大学大学院特任教授を兼務。
後藤田典子 (ごとうだ・のりこ)
横須賀学院小学校及び中学校宗教主任を経て、金城学院中学校・高等学校宗教主事。
阿部洋治 (あべ・ようじ)
聖学院大学人間福祉学部チャプレン、日本基督教団上尾使徒教会協力牧師。
深谷松男 (ふかや・まつお)
金沢大学名誉教授。宮城学院長。キリスト教学校教育同盟理事、東京神学大学理事。
阿久戸光晴 (あくど・みつはる)
聖学院大学学長・教授。キリスト教文化学会理事長、日本私立大学連盟学長会議運営委員。
菊地 順 (きくち・じゅん)
聖学院大学人文学部チャプレン、同学部欧米文化学科教授。
鈴木健一 (すずき・けんいち)
聖学院小学校校長、聖学院幼稚園園長、聖学院みどり幼稚園園長を歴任。聖学院大学大学院アメリカ・ヨーロッパ文化学研究科博士前期課程在学。
木戸真千子 (きど・まちこ)
東洋英和女学院小学校教諭、聖学院小学校常務常勤講師を経て、捜真小学校教諭。
木戸健一 (きど・けんいち)
明示学院東村山高等学校社会科講師を経て、東京神学大学大学院に在学。
濱田辰雄 (はまだ・たつお)
日本基督教団緑聖教会牧師、聖学院みどり幼稚園園長、聖学院キリスト教センター幹事。聖学院大学非常勤講師。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
学校伝道と「教育の神学」――まえがきにかえて (髙橋義文)
第一部 学校伝道研究会の理念
1 学校伝道研究会ミッション・ステートメント(二〇〇五年)
2 ミッション・ステートメント作成の経緯とねらい (小倉義明)
3 ミッション・ステートメントをめぐるシンポジウム (倉松 功・古屋安雄・近藤勝彦・後藤田典子ほか)
4 学校伝道研究会ミッション・ステートメントの背景 (阿部洋治)
5 「新しい人」に応じる教育
第二部 国家・社会とキリスト教学校の使命
1 親の教育権と私学 (倉松 功)
2 キリスト教学校と教育基本法 (深谷松男)
3 教育における公共の精神と愛国心 (近藤勝彦)
4 「教会と国家の分離」体制におけるキリスト教学校の使命 (阿久戸光晴)
第三部 学校伝道の展開
1 ティリッヒの伝道論と日本 (菊地 順)
2 明治大正期における保育思想受容に関する一考察 (鈴木健一)
3 小学校におけるキリスト教教育の展開 (木戸真千子)
4 中等教育(中学・高校)におけるキャンパス・ミニストリーの実践と課題 (木戸健一)
5 「緑聖教会」の試み (濱田辰雄)
6 これからの日本伝道とキリスト教学校 (古屋安雄)