シリーズ | 聖学院大学研究叢書2 |
---|---|
編著者 | 安酸敏眞 著 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 212 ページ |
製本 | 上製 |
発行日 | 2001年03月 |
ISBN | 978-4-915832-39-0 C3016 |
定価 | 5,500円(10%税込) |
在庫 | あり |
インターネットでのご購入はこちら
内容紹介
中間時における真理の多形性をとく「真理の愛好者」レッシング,「徹底的歴史性」の立場でキリスト教的真理の普遍妥当性と格闘したトレルチ,歴史の有意味性を弁証しつづけたニーバーのそれぞれの思想的連関を考察し,著者の神学的・宗教哲学的立場から偶然的な歴史的真理と必然的な規範的真理の関係性を明らかにする.
編著者プロフィール
安酸 敏眞(やすかた・としまさ)
京都大学大学院文学研究科博士課程修了。Ph.D.(ヴァンダービルト大学)、文学博士(京都大学)。現在、北海学園大学大学院人文学研究科教授。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
まえがき
序章 歴史と探求――レッシング、トレルチ、ニーバー
第一章 レッシングにおける真理探究の問題
第二章 トレルチの「わたしのテーゼ」――セバスチャン・フランクの思想史的境位に即して
第三章 トレルチの『信仰論』――徹底的歴史性の神学の試み
第四章 「ドイツ的自由」の理念の問題性――トレルチ、マイネッケ、トーマス・マン
第五章 ラインホールド・ニーバーの歴史理解――フクヤマならびにレーヴィッ徒の歴史理解との比較対照において
あとがき
事項索引
人名索引