編著者 | 鵜沼裕子 著 |
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判型 | A5判 |
ページ数 | 228 ページ |
製本 | 上製 |
発行日 | 2017年09月 |
ISBN | 978-4-909022-65-3 C3016 |
定価 | 3,300円(10%税込) |
在庫 | あり |
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内容紹介
近代日本においてキリスト教と出会い、その信仰を選び取った人々の、「宗教の体験」・「宗教の事実」に迫る。信仰主体の信仰と思想・行動の内的構造連関を共感的に再把握することを試みた論文集。
編著者プロフィール
鵜沼裕子(うぬま・ひろこ)
1934年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科倫理学専攻課程・博士課程単位取得満期退学(文学修士)。元聖学院大学大学院アメリカ・ヨーロッパ文化研究科教授。聖学院大学名誉教授。
〔著書〕『近代日本のキリスト教思想家たち』(日本基督教団出版局、1988年)、『史料による日本キリスト教史』(聖学院大学出版会、1992年)、『近代日本キリスト者の信仰と倫理』(同、2000年)など。
目次
まえがき
序章:方法的視座としての宗教体験 ―― 今後の研究への期待を込めて
第一章:植村正久における文学と信仰
第二章:内村鑑三における信仰と倫理 ―― 戦争と平和の問題をめぐって
第三章:新渡戸稲造の世界 ―― その植民地観をめぐって
第四章:波多野精一の他者理解
第五章:賀川豊彦の世界 ――「 悪」の問題を中心に
第六章:高倉徳太郎の生と死をめぐって ―― 一信徒としての立場から
第七章:キリスト教から見た国家と倫理
あとがき