編著者 | 平山正実、堀 肇 編著 |
---|---|
判型 | A5判 |
ページ数 | 143 ページ |
製本 | 並製 / 初版3刷 |
発行日 | 2018年02月 |
ISBN | 978-4-907113-08-7 C0016 |
定価 | 2,200円(10%税込) |
在庫 | あり |
インターネットでのご購入はこちら
内容紹介
ヘンリ・ナウエンは現代人の孤立・孤独・霊的渇きをどう理解し、それに応えるためにどのようにアプローチしたか。彼の私たちへのコミュニケーションのスタイルは何か。どうしてそれが私たちの魂を奪い、感動を与えるのか。素晴らしい著作群の背後にある創作の秘密をさぐる。ナウエンの霊性や思想の理解、相手と影響し合うコミュニケーション方法の理解に役立つ一冊となっている。
編著者プロフィール
平山 正実(ひらやま・まさみ)
横浜市立大学医学部卒業。自治医科大学助教授(精神医学)、東洋英和女学院大学大学院教授(死生学、精神医学)を経て、聖学院大学総合研究所・大学院(人間福祉学部こども心理学科)教授、医療法人財団シロアム会理事長。精神科医。医学博士、精神保健指定医。
堀 肇(ほり・はじめ)
鶴瀬恵みキリスト教会牧師、聖学院大学大学院非常勤講師、聖学院大学総合研究所カウンセリング研究センター牧会電話相談カウンセラー、ルーテル学院大学非常勤講師、日本パストラルケア・カウンセリング協会事務局長、臨床牧会スーパーヴァイザー(PCCAJ認定)。社会福祉法人東京いのちの電話評議員、社会福祉法人キングスガーデン埼玉評議員等を務める。NHK学園講師(聖書講座)等も歴任。日本福音主義神学会会員、日本家族心理学会会員。
大塚 野百合(おおつか・のゆり)
1994年まで恵泉女学園大学に奉職、現在同大学名誉教授(英文学)。 1982年から1年間のイェール大学神学部留学中、ヘンリ・ナウエンに出会う。その後、講演や著作などをとおし、ライフワークとしてナウエンを多くの人々に紹介している。
小渕 春夫(おぶち・はるお)
1992年より出版社あめんどうの代表。後藤敏夫訳『イエスの御名で――聖書的リーダーシップを求めて』(あめんどう、1993年)の出版以来、ヘンリ・ナウエンの主著を紹介している。ナウエンについての講演の他、霊性セミナーの講師として活躍。
黒鳥 偉作(くろとり・いさく)
2009年自治医科大学医学部卒業。神奈川県立足柄上病院にて初期臨床研修後、2011年より津久井赤十字病院にて内科医として勤務。日本キリスト教団戸塚教会補教師。2013年聖学院大学大学院にて平山正実氏の講義する臨床死生学研究およびグリーフケア特論を補佐。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
第Ⅰ部
現代に問いかけるナウエン (大塚野百合)
ナウエンの人間理解とアプローチ――人々を閃きに導く (小渕春夫)
第Ⅱ部
境界線を生きる人ナウエン――心の軌跡と共苦の姿勢から学ぶ (黒鳥偉作・平山正実)
ナウエンの孤独が問いかけるもの――ロンリネスからソリチュードへの旅 (堀 肇)