編著者 | W・パネンベルク編著、 大木英夫、近藤勝彦、他訳 |
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判型 | 四六判 |
ページ数 | 326 ページ |
製本 | 上製 |
発行日 | 1994年11月 |
ISBN | 978-4-915832-02-4 C0016 |
定価 | 3,417円(10%税込) |
在庫 | 品切れ |
内容紹介
神の啓示を客観的な歴史的事実の中に見ようとする「歴史の神学」の立場を明確にした論争の書.啓示を超歴史的なものと理解する立場(バルトを含む)と実存論的にとらえる立場(ブルトマン)に対して,創造から終末にいたるまでの普遍的な歴史過程全体が啓示の場所であるとし,啓示は神が「直接的に自己を顕示する」ものではなく,歴史過程において「間接的に自己を啓示する」と主張する.
編著者プロフィール
W・パネンベルク(Wolfhart Pannenberg)
1928年シュテッティン生まれ。ドイツのプロテスタント神学者。1968~1994年ミュンヘン大学教授(組織神学)。
大木英夫 (おおき・ひでお)
東京神学大学大学院卒。ユニオン神学大学(ニューヨーク)ドクターコース卒。神学博士。組織神学・社会倫理学専攻。東京神学大学名誉教授。聖学院大学・大学院教授、同総合研究所所長。
近藤勝彦 (こんどう・かつひこ)
東京神学大学大学院修士課程修了。チュービンゲン大学留学。神学博士。東京神学大学教授(組織神学)。聖学院大学特任教授・宗教センター所長。
朴 憲郁(パク・ホンウク)
東京神学大学大学院修士課程修了。大韓イエス教長老会神学大学院卒(修士)。チュービンゲン大学留学。神学博士(新約神学)。東京神学大学非常勤講師、在日大韓西新井教会牧師。
西谷幸介(にしたに・こうすけ)
東京神学大学大学院博士課程修了(組織神学専攻)。バーゼル大学神学部留学。聖学院大学大学宗教主任・教授、日本基督教団緑聖伝道所協力牧師。
大住雄一 (おおすみ・ゆういち)
東京神学大学大学院修士課程修了。日本基督教団大宮教会伝道師。ドイツ・ベーテル神学大学留学(神学博士)。東京神学大学助教授(旧約聖書神学)、日本基督教団用賀教会牧師。
荒木忠義 (あらき・ただよし)
ウィーン生まれ。チュービンゲン大学神学部において神学修士号取得。聖学院大学総合研究所専任講師。
深井智朗(ふかい・ともあき)
東京神学大学大学院修士課程修了。アウグスブルグ大学第一哲学部留学中。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
第五版への序文
第一版序文
編集者の序文
Ⅰ 緒論 (ヴォルフハルト・パネンベルク/大木英夫・荒木忠義訳)
Ⅱ 古代イスラエルにおける啓示の概念 (ロルフ・レントルフ/大住雄一訳)
Ⅲ 原始キリスト教史における啓示理解 (ウルリッヒ・ヴィルケンス/朴憲郁訳)
Ⅳ 啓示に関する教説についての教義学的諸命題 (ヴォルフハルト・パネンベルク/深井智朗訳)
Ⅴ 教会概念における啓示の問題 (トゥルッツ・レントルフ/西谷幸介訳)
第二版のためのあとがき (ヴォルフハルト・パネンベルク/近藤勝彦訳)