編著者 | 組織神学研究所 編 |
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判型 | A5判 |
ページ数 | 296 ページ |
製本 | 上製 |
発行日 | 1999年03月 |
ISBN | 978-4-915832-27-7 C3016 |
定価 | 4,180円(10%税込) |
在庫 | あり |
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内容紹介
ティリッヒは,バルトと並ぶ20 世紀の弁証法神学の巨匠であるが,本書は,存在論に基づく体系的な大著『組織神学』を中心に,1年間の共同研究をまとめたものである.
編著者プロフィール
大木英夫 (おおき・ひでお)
東京神学大学大学院卒。ニューヨーク・ユニオン神学校ドクターコース卒(Ph.D.)。組織神学・社会倫理学専攻。東京神学大学名誉教授。聖学院大学・大学院教授、同総合研究所所長。
藤倉恒雄 (ふじくら・つねお)
聖公会神学院卒。関西学院大学大学院文学研究科博士課程(哲学専攻)終了。神学博士(関西学院大学)。
茂 洋(しげる・ひろし)
オベリン大学大学院卒。神学博士、Doctor of Ministry。組織神学専攻。日本基督教団仁川教会牧師、神戸女学院大学名誉教授。
大島末男(おおしま・すえお)
シカゴ大学神学部大学院博士課程修了(Ph.D.)。哲学的神学専攻。麗澤大学教授。
高橋義文(たかはし・よしふみ)
アンドリューズ大学大学院修士課程修了。東京神学大学大学院博士課程修了。神学博士(東京神学大学)。三育学院短期大学学長。
清水 正(しみず・ただし)
東京神学大学大学院博士課程学修退学。青山学院高等部教諭。日本バプテスト連盟大師新生教会協力牧師。
朴 憲郁(パク・ホンウク)
東京神学大学大学院修士課程修了。(ソウル)大韓イエス教長老会神学大学院修士課程修了。チュービンゲン大学神学部博士課程修了(神学博士)。東京神学大学助教授。在日大韓基督教会関東地方会牧師。
芦名定道(あしな・さだみち)
京都大学大学院文学研究科博士課程学修退学。京都大学大学院助教授。文学博士(京都大学)。
森本あんり(もりもと・あんり)
東京神学大学大学院修士課程修了。プリンストン神学大学博士課程修了(哲学博士)。国際基督教大学教授、宗務部長、同大学教会主任牧師。
深井智朗(ふかい・ともあき)
アウグスブルグ大学第一哲学部博士課程修了(哲学博士)。聖学院大学総合研究所専任講師。
相澤 一(あいざわ・はじめ)
東京神学大学大学院修士課程修了。ニューヨーク・ユニオン神学校S.T.Mコース修了。学校法人聖学院勤務。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
ティリッヒの世界に入って行く――『パウル・ティリッヒ研究』への序に代えて(大木英夫)
ティリッヒの「牧会心理学」への貢献(藤倉恒雄)
ティリッヒの組織神学における生と霊の働きとの関係(茂 洋)
ティリッヒとハイデガーの構造論的相同性――『組織神学』第二巻序章の釈義的解釈(大島末男)
ティリッヒの歴史神学の一局面――ニーバーとの比較における考察(高橋義文)
ティリッヒのキリスト論における新存在の概念とその問題点(清水 正)
今日の「象徴」教授法――ティリッヒの「宗教的象徴」を手がかりに(朴 憲郁)
前期ティリッヒとヘーゲル(芦名定道)
神の存在と創造の神的根拠の理解をめぐって――ティリッヒ・バルト・モルトマン・トマス・エドワーズ (森本あんり)
ティリッヒにおける象徴的神認識――「神は存在それ自体である」という言述は非象徴的な言述か? (深井智朗)
ティリッヒ神学における人格神の概念 (相澤 一)