編著者 | W・パネンベルク 著、 深井智朗 訳 |
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判型 | 四六判 |
ページ数 | 174 ページ |
製本 | 上製 |
発行日 | 1999年04月 |
ISBN | 978-4-915832-26-0 C0016 |
定価 | 2,200円(10%税込) |
在庫 | 品薄 |
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内容紹介
近代世界の成立にキリスト教はどのような役割を果たしたのか.この問いに対して,ヴェーバーやトレルチなどの見解が提示されてきた.ポスト・モダンや近代の終焉が語られる現代において,プロテスタント・キリスト教が果たした役割について,時代遅れのものと見なされる傾向がある.現代ドイツ神学者のパネンベルクは,近代世界の成立とキリスト教の関係を積極的に評価し,さらに現代のキリスト教の諸問題を明らかにしている.
編著者プロフィール
深井智朗 (ふかい・ともあき)
1964年生まれ。アウグスブルグ大学第一哲学部博士課程修了。哲学博士。現在、聖学院大学総合研究所専任講師。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
*目次は下記のように訂正となっています。
編訳者解説 近代世界とキリスト教――W・パネンベルクの視点
第1章 世俗化された世界におけるキリスト教
はじめに
世俗化についての論争とその歴史的起源の問題
文化的な世俗化の問題の帰結
世俗化した文化におけるキリスト教神学の課題 ほか
むすび
第2章 宗教改革と近代
第3章 近代のキリスト教的正統性――ハンス・ブルーメンベルクの書物について
第4章 セオクラシー的な可能性
社会の政治的な一致のための前提としての宗教の一致
世俗化のプロセスと国家の宗教的な中立
近代的批判の反動
宗教と政治のイデオロギー的な埋め合せ
宗教と道徳――宗教と社会の関係についての問題から見た教会の一致