日本プロテスタント史の諸相

編著者高橋昌郎 編著
判型A5判
ページ数330 ページ
製本上製
発行日1995年11月
ISBN978-4-915832-12-3 C1021
定価7,048円(10%税込)
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内容紹介

日本プロテスタント史研究会員による書き下し論文集.

編著者プロフィール

高橋昌郎(たかはし・まさお)
1921年群馬県生まれ。東京帝国大学文学部卒業。日本近代史専攻。女子聖学院短期大学講師、日本プロテスタント史研究会世話人。元、清泉女子大学教授。

大江 満(おおえ・みつる)
1961年名古屋市生まれ。神学修士(同志社大学)。

大内三郎(おおうち・さぶろう)
1913年仙台市生まれ。東京帝国大学文学部倫理学科卒業。日本キリスト教史専攻。東北大学名誉教授、日本プロテスタント史研究会会長。

岡部一興おかべ・かずおき)
1941年東京生まれ。日本プロテスタント史専攻。経済学修士(明治学院大学)。明徳学園相洋高等学校教諭。

葛井義憲(ふじい・よしのり)
1948年兵庫県生まれ。キリスト教史、宗教学専攻。神学博士(同志社大学)。名古屋学院大学教授・図書館長。

川崎 司(かわさき・つかさ)
1945年東京生まれ。日本近代史専攻。文学修士(早稲田大学)。

塩入 隆(しおいり・たかし)
1934年長野市生まれ。日本近代史専攻。文学修士(国学院大学)。長野短大教授。

高木謙次(たかぎ・けんじ)
1934年静岡県生まれ。日本近代思想史、日本キリスト教史専攻。文学修士(学習院大学)。「内村鑑三研究」編集委員、今井館史料センター。

鵜沼裕子(うぬま・ひろこ)
1934年東京生まれ。日本キリスト教史、倫理学専攻。文学修士(東京大学)。聖学院大学教授。

中沢洽樹(なかざわ・こうき)
1915年高知県生まれ。旧約聖書学、無教会史専攻。文学博士(東京大学)。立教大学名誉教授。

金田隆一(かねた・りゅういち)
1926年北海道旭川市生まれ。日本現代プロテスタント思想史専攻。北海道大学大学院文学研究科博士課程修了(文学修士)。国立苫小牧高専名誉教授、室蘭工大、酪農学園大講師。日本平和学会、日本思想史学学会、日本プロテスタント史学会会員。

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序論――日本史研究からみた日本キリスト教史 (高橋昌郎)


 幕末在日宣教師の禁教令撤廃運動――聖公会宣教師C・M・ウイリアムズの動向 (大江 満)
 日本基督公会の挫折と長老派の動向――横浜におけるキリスト教受容 (岡部一興)
 一番町教会(富士見町教会の前身)の設立と植村正久 (大内三郎)
 巌本善治と「女学思想」――大日本帝国憲法発布前後の下で (葛井義憲)
 透谷・愛山・明石・坎堂――生い立ちと出会い  (川崎 司)
 長野時代の山路愛山――プル―ダム事件を中心にして (塩入 隆)


 植村正久の「我ら自らの教会」と明治政府――明治末期「日本基督教会」の課題 (高橋昌郎)
 内村鑑三と理想団運動――幸徳秋水を中心に (高木謙次)
 松野菊太郎の生涯と信仰――祈りと癒しをめぐって (鵜沼裕子)
 瑞西普及福音新教伝道師J・フンチケルについて (中沢洽樹)
 キリスト教と治安維持法をめぐって (金田隆一)

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