編著者 | 松本祐子 著 |
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判型 | A5判 |
ページ数 | 256 ページ |
製本 | 上製 |
発行日 | 2016年12月 |
ISBN | 978-4-907113-20-9 C0093 |
定価 | 2,530円(10%税込) |
在庫 | あり |
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内容紹介
第Ⅰ部:創作ファンタジー「魔女の森」、「氷姫」、「ガラスの靴」。第Ⅱ部:論考とコラム。
言葉の持つ魔法の力を検証し、現代人がファンタジーを必要とする理由を解き明かす。
編著者プロフィール
著者:松本祐子(まつもと・ゆうこ)
早稲田大学第一文学部英文科卒業、日本女子大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程満期退学。聖学院大学・児童学科教授。児童文学作家。1992年、ティーンズ向けの小説『虹色のリデル』(早川書房)を上梓。以後、ティーンズ向けのレーベルで作品を発表するが、児童文学に路線変更し、2002年刊『リューンノールの庭』(小峰書店)で、第 1 回日本児童文学者協会・長編児童文学新人賞、第19回うつのみやこども賞を受賞。
【著書】『ブルーローズの謎』、『フェアリースノーの夢』、『8分音符のプレリュード』、『カメレオンを飼いたい!』、『ツン子ちゃん、おとぎの国へ行く』、『読書する女性たち─イギリス文学・文化論集』(共著)、『世界少年少女文学・ファンタジー編』(共著)、『英語圏諸国の児童文学』(共著)、『英米児童文化 55 のキーワード』(共著)、ほか。
イラスト:佐竹美保(さたけ・みほ)
ファンタジー作品の挿絵の第一人者。『ローワンと魔法の地図』などエミリー・ロッダの「リン谷のローワン」シリーズ、『虚空の旅人』『蒼路の旅人』など上橋菜穂子作品、『魔法使いハウルと火の悪魔』などダイアナ・ウィン・ジョーンズの多くの作品など
目次
第Ⅰ部 Witches Weave the World
魔女の森
氷姫
ガラスの靴
第Ⅱ部 語りの魔法に魅せられて
魔法ファンタジーに見る知と力の関係
おとぎ話の功罪――フェイ・ウェルドンの『魔女と呼ばれて』を読む
魔法の食卓――児童文学に見る〈食〉と魔法の関係
魔法にかけられた子どもたち
コラム
ヴァンパイア――招かれる魔物たち
魔女と相棒