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社会科学
シカゴ:大都市政治の臨床的観察
『政治権力』などの著作で知られる,アメリカ現代政治学の始祖,メリアムによる都市行政論の古典.急激に膨張する大都市の成長過程に,どのような政治機構,政治活動,人間組織が現れてくるのか,政治権力がどのようにして誕生してくるのかを詳細に描く.メリアム自身の市議会議員経験6年を含む28 年のシカゴ在住の体験をもとに書かれたもので,メリアム政治学の原形とみなされる書.社会科学北朝鮮問題をどう解くか:東アジアの平和と民主主義のために
北朝鮮問題は,東アジアに大きな緊張と危機をもたらしている.六カ国協議のゆくえは,また拉致問題は.本書は元大韓民国統一部長官の康仁徳氏と元朝日新聞編集委員の小田川興氏を編者に,伊豆見元・李鍾元・和田春樹など,朝鮮半島問題の専門家各氏による論考を通してこの課題に取り組み,平和的解決の道筋を検討するものである.社会科学チャールズ・E・ガルスト:ミカドの国のアメリカ陸軍士官学校卒業生
米国ディサイプルス派の宣教師 C.E. ガルストはウエストポイント(陸軍士官学校)に学び軍人を志すが,キリスト教の宣教師として献身することを決意し1883 年(明治16 年)来日した.東北秋田の地でキリスト教の伝道に携わる一方,社会運動にも乗り出し,土地だけに課税すべきとする土地単税論を説き,単税太郎と称された.本書はガルストの夫人による彼の劇的な生涯の伝記である.社会科学Inactivity, Health and Aging: Proceeding of the 4th Symposium on Inactivity
“Not only lying in bed but also inactivity is bad for health.” The inactive life style is a danger to health. The meaning of this fact increases its importance along with graying of the population. Some physiological features of aging are attributable to inactivity and the mechanism would be explored by the bed rest study on young volunteers. This book is edited from the proceedings of participants to the 4th symposium on Inactivity. Many findings draw much on our former series of studies in 1997 and 1998 that were already published elsewhere. It is a great pleasure that this volume could have added much to the former attainments.社会科学オフィス業務改革
日本のオフィス業務の改革・改善は政治経済レベルの改革である情報公開や規制緩和と並んで緊急の課題である.本書は,オフィスという場における業務の現状と改革・改善の必要性を示し,さらにBPR(BusinessProcess Reengineering)を進める方法を解説したものである.とくに業務改革を進める突破口として話題になっている活動基準原価計算,活動基準管理を解説し,オフィス業務の効率化への適用を具体的に提示している.社会科学「宇魂和才」の説:21 世紀の教育理念
「和魂洋才」は,明治政府が富国強兵をめざしてとったスローガンだが,いまのグローバリゼーションの時代に,著者は戦後50 年を経た危機的閉塞状況から脱皮するには,「和魂洋才」に代えて「宇(宙)魂和才」でなければならぬとし,これに基づき21世紀の教育のあるべき理念を論ずる.社会科学川口鋳物の技術と伝承
埼玉県川口市は鋳物の町として知られ,現在僅か数人の職人・鋳物師によって守られている.この伝統的な鋳物の技術と伝承を民俗学の見地から,現地での調査を中心にまとめたものである.鋳物の製作技術を図・写真で詳細に記録し,また彼らの伝承する生活や信仰の世界をも考察する.社会科学単税太郎C・E・ガルスト:明治期社会運動の先駆者
1883年(明治16年)来日,1898年東京で没したアメリカ・ディサイプルス派の宣教師C. E. ガルストの足跡をたどる.当時まだ鉄道も開通していない秋田への伝道,農学校出身の知識を活かしての農民たちとの交わりを通して,農村地域の貧困を知り,土地だけに課税すべきとする土地単税論を主張.みずから単税太郎を名乗り,黎明期日本の社会運動家と交流し,多くの影響を与えた.明治期のキリスト教と社会運動との関わりに新たな頁を加える.社会科学日本社会政策の源流:社会問題のパイオニアたち
明治・大正初期の社会問題や社会政策の啓蒙家・運動家たちの各人の思想と活動をつぶさに追い,日本の社会政策形成の先駆者たちの姿を生き生きと描く.社会科学アジアの問いかけと日本:あなたはどこにいるか
著しい経済成長をとげる東アジア,東南アジアの国々の政治・経済情勢を分析,その成長の背 後にある社会的矛盾の増大を報告し,日本の果たすべき役割と責任を明らかにする.社会科学社会改革への道五十年
日本の社会政策を原理的に検証し,キリスト教倫理に裏付けられた新しい社会策理論を打ち立てた著者の研究と活動をたどる.社会科学国家と法の比較研究:違憲審査制と基本的人権の考察
近代デモクラシーの基盤にある違憲審査制と,近代人権概念の根幹にある「信教の自由」の欧米各国における成立過程を歴史的にたどり,日本の明治憲法と日本国憲法を比較考察する.投稿のページ送り