-
<福祉の役わり・福祉のこころ>シリーズ
「いま、ここで」のかかわり
石川到覚氏の「宗教と福祉」には、仏教における人間観、仏教福祉の援助にかかわる実践理念と仏教ソーシャルワークの再構築への試みが語られており、柏木昭氏の「特別講義 人間福祉スーパービジョン」は、40年以上にわたるグループスーパービジョンの継続・実践の経験に裏打ちされた内容。一見、異なる考察のように感じられるが、両者とも福祉における「いま、ここで」のかかわりについての考察である。共感から出発して寄り添い、協働していく福祉の姿勢が求められる。<福祉の役わり・福祉のこころ>シリーズ生きがいを感じて生きる
101歳になっても生き生きと“生涯現役”を続ける日野原先生! 何が元気の秘訣なのか? 毎日を「生きがいを感じて生きる」ことこそが答えである。 前半の「なぜホスピスが必要か」は、2008年11月7日に、聖学院大学創立20周年記念講演会の一環として実施された講演をもとに、後半の「いのちの教育」は、2012年5月17日、人間福祉学部こども心理学科開設記念として講演されたものをもとにまとめられている。 本書には、自分の人生をしっかりと受け止め、人生を後悔しないための、また、世界の平和を築く人になるための人生の手本、模範が日野原重明先生によって示されている。多くの若者に自分の人生を考える刺激を与え、大人にも、自分自身の人生を振り返りながら、残された人生をどのように生きるかを考える機会を与える内容となっている。<福祉の役わり・福祉のこころ>シリーズみんなで参加し共につくる
「福祉の役わり・福祉のこころ」第4集。福祉の実践が「人間の尊厳、一人一人の生きがいが尊重される実践」となるためには、社会福祉にたずさわる者は、これからは新しいコミュニティの創造に取り組むべきなのではないでしょうか。横須賀基督教社会館館長の岸川洋治氏は「住民の力とコミュニティの形成」と題して、社会館の田浦の町におけるコミュニティセンターとしての意義を、日本の精神保健福祉に長年尽力し、聖学院大学総合研究所名誉教授・人間福祉スーパービジョンセンター顧問でもある柏木昭氏は「特別講義――私とソーシャルワーク」の中で、ソーシャルワークにかかわる自らの姿勢と、地域における「トポスの創出」とクライエントとの協働について語っています。<福祉の役わり・福祉のこころ>シリーズとことんつきあう関係力をもとに
「福祉の役わり・福祉のこころ」第3集。日本認知症グループホーム協会副代表理事であり、指定介護老人福祉施設サンライフたきの里施設長である岩尾貢氏による「認知症高齢者のケア」、北千住旭クリニック精神科医であり、聖学院大学総合研究所・大学院教授の平山正実氏による「精神科医療におけるチームワーク」を収録。福祉の実践における人へのまなざしとはどのようなものであるべきか。人間の尊厳、一人一人の生きがいが尊重される実践となるよう、共に暮らす人として相互主体的にかかわることに、最も専門性が要求されることが語られる。<福祉の役わり・福祉のこころ>シリーズ与えあうかかわりをめざして
福祉に関心を持ち、福祉を実現する制度、人々を支えるための福祉の技術を学ぶことはとても大切なことです。しかし、福祉の根本にあるのは、福祉にかかわる「人間」のことではないでしょうか。本書は「人間にとって」の福祉とは何かという根本問題を、きわめて私たちに身近な事柄として紹介しています。 阿部志郎氏は、横須賀基督教社会館会長として、長谷川匡俊氏は、淑徳大学で宗教と福祉のかかわりを教育する立場から、濱野一郎氏は、横浜寿町での福祉センターの現場から「福祉とは何か」を語りかけています。<福祉の役わり・福祉のこころ>シリーズ福祉の役わり・福祉のこころ
横須賀基督教社会館元館長・神奈川県立保健福祉大学前学長、阿部志郎氏の講演「福祉の役わり・福祉のこころ」と対談「福祉の現場と専門性をめぐって」を収録。福祉の理論や技術が発展する中で,ひとりの人間を大切にするという福祉の原点が見失われている.著者はやさしい語り口の中で,いま福祉が何をなさなければならないかを厳しく問いかける.