『安全という幻想――エイズ騒動から学ぶ』
郡司篤晃 著
◇内容紹介
なぜ日本の血友病患者にエイズ感染が広がり、そのことについての誤った責任追及が行われたのか。
エイズ政策の意思決定にかかわり、日本社会の危うさと病理を実感し続けてきた当事者が30年越しに綴る、悲劇を繰り返さないための政策提言。
◇前書きなど
あれだけの悲劇を経験したのだから、私としては、日本においてもいつか問題の全容について客観的にリビューが行われることを期待していた。しかし、残念ながら日本ではそれは行われることはなかった。私の命も先が短くなったので、そのきっかけづくりだけでもしたいと思い、本書を書く決心をした。
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