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リンゼイ著作シリーズ
オックスフォード・チャペル講話:デモクラシーの宗教的基盤
『民主主義の本質』などの著作で知られるA.D. リンゼイはオックスフォード大学副総長,ベイリオル・カレッジ学長をつとめたが,本書はオックスフォードにおける講話を集めたもので,リンゼイの政治哲学の根本にあるものが示されている.現代社会への鋭い問いかけがある.社会科学Inactivity, Health and Aging: Proceeding of the 4th Symposium on Inactivity
“Not only lying in bed but also inactivity is bad for health.” The inactive life style is a danger to health. The meaning of this fact increases its importance along with graying of the population. Some physiological features of aging are attributable to inactivity and the mechanism would be explored by the bed rest study on young volunteers. This book is edited from the proceedings of participants to the 4th symposium on Inactivity. Many findings draw much on our former series of studies in 1997 and 1998 that were already published elsewhere. It is a great pleasure that this volume could have added much to the former attainments.哲学・思想ニコラウス・クザーヌス
15 世紀の最も独創的な思想家,哲学者,神学者ニコラウス・クザーヌスについての著者30 年間におよぶ研究をもとに書き下ろしたもので,クザーヌスの政治社会思想,公会議と教会改革,それに著者の最も力をいれた現代政治思想に対するクザーヌスの貢献を力説ている。(クザーヌス生誕600 年記念出版)キリスト教思想政治神学再考:プロテスタンティズムの課題としての政治神学
「政治神学」の定義は無数にあるが,本書は「宗教と国家との関係」という視点からの「政治神学の類型論」を試みている.いわゆるコンスタンティヌス体制における宗教と国家との関係における政治神学をタイプAとし,それに対してアングロサクソン世界に展開したプロテスタンティズムの政治神学をタイプBとして,後者のコンテクストで日本における「宗教と国家との 関係」の考察を試みている.キリスト教思想パウル・ティリッヒ研究2
ティリッヒの大著『組織神学』の1年間にわたる共同研究の総まとめとして8名の研究者が書き下ろした論文をまとめたもの。またティリッヒの高弟,L . ギルキー博士の論文をも収録.日本のキリスト教近代日本キリスト者の信仰と倫理
近代日本のキリスト教に関する研究の主要な関心は,これまで主として「近代化」という国家的課題の中で,キリスト教が果たしてきた開明的役割を明らかにすることであり,政治・社会との関わりに重点がおかれてきた.本書では,これまでの研究を踏まえつつ,近代日本における代表的キリスト者である,植村正久,内村鑑三,新渡戸稲造,三谷隆正,賀川豊彦を取り上げ,かれらの信仰を内在的に理解し,その信仰と倫理の実像を描く.外国歴史デモクラシーにおける討論の生誕:ピューリタン革命におけるパトニー討論
ピューリタン革命の最中の1647 年10 月28 日から3日間,国王を逮捕した革命軍が今後の方針を討議するためにパトニーで総評議会を開催した.議長はオリヴァ・クロムウェルがつとめ,新しい政治体制を主張するレヴェラーズと激しい議論を進めた.A.D. リンゼイは,ここに近代デモクラシー思想の源泉があったとする.本書は,ウドハウスの編集によるテキスト「パトニー討論」の翻訳に訳者注記と解説を付し,この討論の政治思想史における意義を解明する.外国歴史クロムウェルとイギリス革命
ピューリタン革命の立役者,オリヴァ・クロムウェルはデモクラシー思想の点でも,政治指導者という意味からも重要な人物であるが,その本格的研究が立ち遅れている.本書では,序章「クロムウェル研究史」,第1部「クロムウェルの宗教」,第2部「クロムウェルと政治」,第3部「クロムウェルと国際関係」という多角的な視点からクロムウェルの全体像を構築す る.またクロムウェル研究に益する詳細なクロムウェル研究関連文献を付している.哲学・思想宗教の未来
現代アメリカ思想において大きな影響を与えたパウル・ティリッヒの現代における宗教の意義を論じた論文集.社会科学オフィス業務改革
日本のオフィス業務の改革・改善は政治経済レベルの改革である情報公開や規制緩和と並んで緊急の課題である.本書は,オフィスという場における業務の現状と改革・改善の必要性を示し,さらにBPR(BusinessProcess Reengineering)を進める方法を解説したものである.とくに業務改革を進める突破口として話題になっている活動基準原価計算,活動基準管理を解説し,オフィス業務の効率化への適用を具体的に提示している.キリスト教思想近代世界とキリスト教
近代世界の成立にキリスト教はどのような役割を果たしたのか.この問いに対して,ヴェーバーやトレルチなどの見解が提示されてきた.ポスト・モダンや近代の終焉が語られる現代において,プロテスタント・キリスト教が果たした役割について,時代遅れのものと見なされる傾向がある.現代ドイツ神学者のパネンベルクは,近代世界の成立とキリスト教の関係を積極的 に評価し,さらに現代のキリスト教の諸問題を明らかにしている.哲学・思想正義:社会秩序の基本原理
正義とはなにか.実証主義と相対主義の中に国家や法の正義の理念は崩壊したのか.キリスト者として,スイス人として,ヨーロッパ人として,世界市民として,正義の原理を考察し,認識し,正義が共同社会の中で,いかに適用されるべきかを21 章にわたって論じる.投稿のページ送り